名前 |
《悪戯のキズアミ》 |
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性別 |
男性 |
Elin:悪戯のキズアミ: Difference between revisions
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パーティーに貢献している実感が、敵と直接対峙するプレイヤーほど明白ではないため、何もしていない、自分は重要ではないと感じることもあります。 | パーティーに貢献している実感が、敵と直接対峙するプレイヤーほど明白ではないため、何もしていない、自分は重要ではないと感じることもあります。 | ||
後方支援は誰にでも向いている仕事ではありません。そのような場合は、キズアミの妹であるホロメの方が適しているかもしれません。 | 後方支援は誰にでも向いている仕事ではありません。そのような場合は、キズアミの妹であるホロメの方が適しているかもしれません。[[File:KogitsunemaruJP.png|center|thumb|606x606px|この小刀はその主と同じように二面性があり、祝福でもあり呪いでもある。]] | ||
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====白狐について==== | ====白狐について==== |
Revision as of 15:22, 13 December 2024
気まぐれで遊び好きなミフの守護神キズアミは、祝福と呪いを司る神として、また月影の女神ホロメの妹思いの兄として、狐族の間で広く信仰されている。常に新しく興味深いことを求めている彼は、人間が備える予測不可能性に魅かれ、神の規則が許す限り下界との交流を楽しんでいる。兄貴肌で面倒見が良い一方、真面目になるのが苦手という狐らしい側面も。
概要
そそのかすなど、たぶらかすなど、けしかけるなど、こんこんちきな! この世で一等正直なのは、狐と聞きます。
キズアミのボーナスは一見バラバラに見えますが、それらの共通項はパーティープレイに重点を置いていることです。魅力により、プレイヤーはより多くの仲間や召喚ユニットを従えられ、速度は仲間が多すぎることによるペナルティを相殺するのに役立ち、暗記はパーティー全体に魔法を唱えるために必要なストックを稼ぎ、魔力制御は魔法が取り巻きに当たらないようにするのに役立ちます。地獄耐性や神聖耐性は悩ましいところで、地獄属性の攻撃はアンデッドの魔物には一般的ですが、ゲーム内でプレイヤーに対して神聖属性の攻撃を使用してくる相手はほとんどいません。そして神聖属性への耐性もほとんどのモンスターは持っていませんが、敵がキズアミ信仰の場合、プレイヤーが使用する神聖属性の魔法に耐性を得てしまいます。
キズアミの追加により、速度や運にボーナスが入る神がそれぞれルルウィとエヘカトルだけではなくなったことは注目の点です。ただし、キズアミの速度や運へのボーナスはルルウィやエヘカトルの半分程度しか入らないため、それぞれの能力に特化させたい人は変わらずこの二人を選ぶことになるでしょう。暗記はどの魔法使いにも役立ちますが、魔力制御が役に立つかは状況に応じて変化します。乗馬と寄生を使えば、最大2匹のペットを自分のマスに連れて行くことができ、自分の魔法がペットに当たる可能性はなくなります。
専用アビリティである《キズアミ》の悪戯はランダムな性質のため、予測がつきません。状況に最適な効果が得られる場合もあれば、まったく関係のない効果が得られる場合もあります。平均すると、1つまたは 2つの便利なバフが得られます。敵へのデバフ目的で使う場合、自分にバフをかけるよりも戦闘に有利なものが付きやすいですが、1体にしか効かないのが難点となってきます。敵へのデバフを範囲攻撃に変える破呪の魔法と組み合わせて使うのがおすすめです。
白狐
白狐は補助特化キャラになるであろうキズアミ信仰のプレイヤーにぴったりの攻撃型ペットです。単体攻撃に特化した同じ魔法攻撃ペットである追放者と比較すると、白狐は光線魔法で廊下や部屋の敵を一掃しやすい点が違いとなります。呪われた装備から力を引き出す彼女の能力は、経験値がどの魔法に入るかを決めることができないためそこまで実用的ではありませんが、運が良ければメテオや《ジュア》の癒しなどの貴重な魔法を訓練し、詠唱時の失敗を防ぐことができます。
小狐丸
小狐丸はプレイヤーに直接的なダメージを与えられなくなる呪いを授け、代わりに仲間達を大幅に強化するアーティファクトです。そのためプレイヤーは必然的に強化された仲間たちに戦闘を任せ、サポートや敵の妨害に専念することになるでしょう。小狐丸はプレイヤーに非常に強力な制限を課すため、仲間たちの強さに自信がつくまではこのアーティファクトを使わないのもひとつの手です。なお、小狐丸にはファクション効果以外に有用なエンチャントはありません。アーティファクトだけ貰って信仰を捨てた不届き者が得られるのはキズアミからの呪いだけです。
信仰心
キズアミの信仰心稼ぎは過酷です。なぜならキズアミの好物である短剣・麺料理・米料理はどれも他の神々の捧げものよりも入手しにくいからです。カルマが下がるのを気にしなければ、ミフの里で稲を収穫するのも一つの選択肢です。投資で店の規模を大きくしたケトルの複製店で稲や麦をたくさん買い、海や砂浜で岩塩を集め、ミニラーメンを量産するのも手でしょう。複製品をそのまま捧げることはできませんが、複製した稲を材料にした料理であれば問題なく捧げることができます。キズアミの好物だけで信仰心を稼ぐのは大変なため、重い肉を捧げたり、祭壇を乗っ取ったりといった汎用的な手段も併用していきましょう。
仕様
信仰ボーナス
キズアミ信仰による速度ボーナスは+100を超えると急速に伸び幅が低下する仕様となっています。
また、属性耐性ボーナスの最大値は敵味方ともに+20(免疫)であり、それ以上の耐性を得ることはできません。
小狐丸
小狐丸をファクション内の誰かが装備すると、プレイヤーは他者に一切のダメージを与えることができなくなりますが、代わりに仲間達は様々な能力へのボーナス、魔法の強化、全種族への特攻といった恩恵を得ます(詳細は個別ページ参照)。ただし例外として、瘴気や毒、炎上といったプレイヤーが直接起因しない状態異常によるダメージだけは与えることができます。なお、通常ならば属性ダメージを与えられない場合は追加効果の状態異常も発生しませんが、キズアミ信仰の効果により小狐丸を装備していても追加効果のみは与えられる仕様となっています。
もう一つ注意すべき点として、この武器は装備すると自動で呪い状態となり、呪いを解除すると自動で装備から外れる仕様となっています。このため、プレイヤーは戦況が悪くなったとしても小狐丸を容易に取り外すことはできません。
信仰のご褒美
戦略
- ルルウィの信仰ボーナスと同じく、キズアミの速度はプレイヤーが騎乗していると効果がありません。
- β22.58のパッチで魔力制御スキルの効果が強化されたため、キズアミ信者はハウンドやウィスプ、影のような範囲攻撃を持つペットや召喚獣を、誤射の心配なく安全に使役できるようになりました。
- 小狐丸は強力なアーティファクトですが、他の神のアーティファクトにはない厳しい制限をプレイヤーに課します。キズアミは、自身の課した制約をものともしない、あるいは制約をくぐり抜けられるような賢い人間を高く評価しています。
- 小狐丸はプレイヤーのファクションに属する誰か、できれば攻撃しない呪術師が装備すべきです。そうすれば、プレイヤーはエレメンタルスタッフのような、より有用な武器を装備できます。
- 小狐丸のボーナスを最大限に活用するためには、プレイヤーはできるだけ多くの味方や召喚獣を引き連れ、それらに関連するフィートを取るべきです。ただし、孤独な魂フィートは使えません。
- 瘴気や状態異常はプレイヤーによるダメージとみなされないため、小狐丸の制約下でもダメージを与えることができます。しかし、このダメージはあまりにも小さいため、真剣に考慮することはできません。
- プレイヤーが直接ダメージを与えられないというのは、プレイスタイルがかなり変化するため、プレイヤーができることが少ないと感じるかもしれません。しかし、プレイヤーが取れる有用な行動はまだあります。
- 味方にバフをかけたり、呪いや攻撃魔法の属性効果で敵にデバフをかけたり。
- 味方の召喚
- 影召喚は召喚者のメイン攻撃魔法として有用です。キズアミ信仰は魔力制御にボーナスがあるため、自爆に巻き込まれず安全に影を扱うことができます。影は範囲ダメージを与えるだけでなく、敵の出現を予測して事前に召喚することもできます。死刑執行人と戦ったことがある人なら、影の大群がどれほど致命的か理解できるでしょう。
- 具象(ファンネル)はマナが尽きるまで矢の魔法を唱え続けるという点で便利です。ファンネルは継続してダメージを与えるのに向いていますが、幻惑と混沌のファンネルならば加えて強力な状態異常も与えられます。冷気のファンネルがアイテムを破壊しないようにするには魔法のマナー2のフィートが必要です。
- 動物は一度に複数体召喚され、主に近接戦力として有用です。マンモス、シヴァ、サギ、ハウンドのようなそれなりに強力な動物を引き当てる可能性もあります。
- アンデッド妹はHPが低く、魔法の消費MPが高く、一度に1体ずつしか召喚できず、特殊能力を持たないため、最も弱い召喚獣です。
- 瞑想。HPとMPの回復ボーナスはパーティ全員に適用されるため、他にすることが本当にない場合、キズアミ信者は瞑想すればコストをかけずに回復源としての役割を果たせます。
- また、小狐丸はスタミナも上がるため、拠点周りの作業などを休まずにより多くこなせるようになります。
神からの電波
行動 | メッセージ |
---|---|
入信 | 「おやおや、歓迎するよ。お前を退屈させないよう気を付けよう。」 |
改宗 | 「もう行ってしまうのかい?残念だよ、これから楽しくなるところだったのに。」 |
祭壇を乗っ取る | 「お前は私の一番のお気に入りだよ。今日のところはね。」 |
キズアミの祭壇を乗っ取れない | 「お前の果敢な試みを見るのは楽しかったよ。残念だったな。」 |
価値の高いアイテムを捧げる | 「受け取らないわけにはいかないな。」
「なかなかいい趣味をしているね。」 「お前の熱心さには心動かされるよ。」 「喜んで頂戴しよう。感謝するよ。」 |
ホームに入る | 「私がいなくて寂しかったかい?」 |
就寝 | 「穏やかな寝顔だね。お前の生がその夢のように鮮やかであらんことを。」 |
祈り | 「私への祈りは、時に祝福を、時に呪いをもたらすといわれているそうだ。」
「私に話しかけるとは勇敢だね。あるいはよほどの窮地に陥っているのかな?」 「さあ、これ以上私を退屈させないでくれ。」 「祈りはもちろん聞こう。応えるかどうかは別だけどね。」 「私にちょっとした手助けをさせてくれ。」 「悩むことはないさ。狐を信じればいい。」 「お前には本当に驚かされるよ。次は何をするつもりなんだい?」 「お前は私の関心を惹いた。さあ、この機会を有意義なものにしよう。」 「ホロメはいつまでたっても子供だね。いまだに菓子を供物として受け取っているようだ。」 「どれだけ時が過ぎようと、いつだってホロメは私のかわいい妹だよ。」 |
敵やNPCを倒す | 「見せつけてくれるね!」
「おやおや、誰が後片付けをするんだい?」 「お前は私を退屈させないね。」 「お見事!お前を誇りに思うよ。」 |
専用アビリティ使用 | 「悪戯かもてなしか?さあ、試してみよう!」
「何が出るかな?」 「お望みなら。」 |
使徒をくれる時 | 「私の娘よ、私に良く仕えたこの者に尽くしてやってくれ。」 |
アーティファクトをくれる時 | 「お前は私を楽しませてくれているよ。そろそろ褒美が必要だと思わないか?」 |
伝承とトリビア
- 悪戯のキズアミはバッカーウィッシュで追加された神です。以下からキズアミを願った支援者による彼のキャラ設定などを読むことができます。
キズアミに関する支援者のメモ
はじめに
こんにちは、Elinプレイヤーの皆さん。 最近、お気に入りの神について思いを書き綴るのが流行っているようで、私も同じように、私なりの視点からキズアミの紹介を書いてみようと思います。 もちろん、公平な視点とは言えないでしょうし、長文になると思いますが、頑張ります。
悪戯のキズアミ
では、この神のどこが良いのか?
キズアミは、ペット使いのプレイスタイルに適した神です。姫、ポケモントレーナー、リーダーなど、さまざまな呼び名があります。
要するに、プレイヤーは直接攻撃を行わず、後衛として味方を強化したり敵を弱体化させたりするスタイルということです。忠実な仲間とともにあるにせよ、使い捨ての召喚獣とともにあるにせよ、プレイヤーはサポート役となります。
この点を踏まえると、キズアミのボーナスの意図が明らかになります。魅力はより多くの仲間を集められるようになり、召喚魔法を強化します。
速度と運は、プレイヤーが後衛から状況の変化に素早く対応できるようにします。
魔力制御は、味方への誤射の心配なく大勢の仲間を率られるようにします。ベータ版でプレイヤーの魔力制御が味方の魔力制御に加算されるようになったため、キズアミ信者はハウンドや影などの味方を安全に率いることができます。
最後に、暗記です。パーティー全員に常にバフをかけるのは、魔法のストックを大量に消費します。
姫プレイをするなら、誰かを従わせる必要があります。そこで、白狐が攻撃ペットとしてその役割を果たします。
そして最後に、神のアーティファクト「小狐丸」で、あなたはサポート役に徹し、直接ダメージを与える能力を失う代わりに、味方全員のバフを大幅に強化します。
また、まだリリースされていない3つ目の神の能力/恩恵で、プレイスタイルに関する懸念のいくつかが解消されることを期待していますが、それは未来の話です!
彼のプレイスタイルは癖が強いので、キズアミの話題になるとどうしても賛否両論に分かれてしまいます。
私が視聴した配信者の方々や、読んだ議論の中にも、彼を嫌がり、恩恵が弱いと思っている人もいれば、それをうまく活用しているキャラクターでプレイしている人もいます。
どちらもいいじゃないですか! 万人受けしようとすると結局誰にも受けないけど、その独自性を強調すると、狙った層以外にも作品の魅力が伝わるかもしれません。キズアミのプレイスタイルは、生半可な気持ちではできないので、そこがいいですね。
歴史
私は数年間、Elonaとその派生作品をプレイしてきました。その間、主に2つの問題点に気づきました。
・ボス級のモンスターは、他の要因に関係なく、75%の確率で状態異常を無視するため、デバフの使用が非常に限られていました。
・ほとんどのバフはプレイヤーに限定されていたため、鼓舞や癒しの雨など、仲間をサポートする手段が限られていました。
この要因とその他の要因により、ペット使いのプレイスタイルは困難でした。そのため、バッカーウィッシュで神を創造する機会が来た時すぐに、いかにして回復以外のサポート役のプレイスタイルを促進できるかを考えました。
例えば、味方がアイテムを自動的に装備し、共有コンテナから物資を受け取れるようにするなど、Elinは大規模パーティーの管理を容易にする多くの要素を導入しています。モンスターの孵化育成や遺伝子合成のような他のシステムも味方の戦力を大幅に強化し、間接的にキズアミの力を高めてくれました。
バフやデバフは多くのゲームで軽視されているというのが私の経験ですが、それは当然のことです。結局のところ、「死こそ最高の状態異常」なのです。バフやデバフに価値を持たせるためには、敵にダメージを与えるのと同等の価値が必要なのです。素早く敵を倒せるのであれば、デバフにこだわる必要はないでしょう。Elinは、Elonaのシステムから脱却することでバフやデバフに価値を持たせることに大きく前進し、キズアミのプレイスタイルを実現可能にしました。
仲間
キズアミ信者の中心となるコンセプトは、仲間への依存です。例えば小狐丸の欠点は固定ですが、仲間を一人増えるごとにキズアミのボーナスは強化されます。私が訴えたいのは、忠実な家臣団に守られた王女のファンタジーです。あるいは、死霊術師がアンデッド妹の軍隊を率いているような。もし彼と戦うことになれば、彼が指揮する軍勢とも戦わなければなりません。
ミラージュβがすぐにファンネルの大群を召喚すれば、どれほど厄介でしょう!
もちろん、簡単なことではありません。キズアミ信者は仲間みんなを兄のように面倒を見なければなりません。
皆に食事を与え、装備を整え、誰も戦いに付いて行けなくならないようにきちんと鍛えなければなりません。多くのパーティーシステムが現在自動化されているとはいえ、それでも把握しなければならないことがたくさんあり、圧倒されることがあります。耐性のパズルを組むのは、1キャラ分でも十分厄介ですが、9人分となるとどうでしょうか?
結局のところ、軍にとって最大の懸念は兵站です。キズアミ信者にとって最大の戦いは台所にあると言われています。
1人分の美味しい食事を用意するだけでは不十分で、全員に食事を用意しなければなりません。
また、自分を守ってくれる他人を当てにするのは、誰もが望む選択肢ではありません。
時には、あなたの軍隊は賢明な行動を取らないでしょう。時には「なぜ彼はそんなことをしたのか?」と疑問に思うこともあるでしょう。時には、あなたの後衛が前衛に立っていることに気づくこともあるでしょう。
設計上、戦闘では味方も敵も完璧な行動はしません。両軍がミスを犯すことで、そこにつけ込む余地が生まれるのです。NPCの行動を「完璧」にすることは簡単ですが、考えてみると、敵が常に理想的な行動を取るようでは面白くないですよね?
また、無抵抗になることによる心理的な影響もあります。小狐丸を装備解除するだけで、生死を分けることもあります。
パーティーに貢献している実感が、敵と直接対峙するプレイヤーほど明白ではないため、何もしていない、自分は重要ではないと感じることもあります。
後方支援は誰にでも向いている仕事ではありません。そのような場合は、キズアミの妹であるホロメの方が適しているかもしれません。白狐について
白狐は、キズアミ信者と相乗効果を発揮する攻撃的なアタッカーとなることを意図しています。追放者も魔法アタッカーなので、追放者のコピーにだけはしたくありませんでした。そのため、代わりに範囲攻撃魔法を習得させています。白狐は単体へのダメージは低いですが、混雑した通路やモンスターハウスに攻撃を撃ち込むことを想定しています。範囲攻撃魔法の射程は10マスほどなので、うまく位置取りをすれば一度に多くのターゲットを攻撃できます。
光線のMPコストの高さや、白狐の他の特徴も、キズアミ信者として彼女を支援するようプレイヤーを促しています。プレイヤーの支援がなければ、白狐は攻撃を維持できず、すぐにマナが尽きてしまいます。
その後、彼女には単体攻撃のサポートが必要だというフィードバックを受け取りましたが、矢の魔法は使わせたくありませんでした。その結果、彼女にはファンネルを召喚する能力が与えられ、キズアミのテーマを強化し、小狐丸の恩恵を受けられるようになりました。
当初は、彼女の神の使いとしての高貴さと地位を強調するために「命婦(みょうぶ)」と呼ぼうと考えていましたが、あまりにも古風だというフィードバックを受け、現在は「白狐」と呼ばれています。
呪われた装備品から魔法の経験値を得る能力は、呪われたアイテムを有用なものにする試みです。Elonaでは、食べ物は腐ってしまえば価値がありませんでしたが、クミロミのリサイクル能力は、役に立たないものを再び有用なものにしてくれました。
同様に、Elonaにおける呪われた装備品は、有用性が非常に限られていました。巻物やポーションのようなアイテムは、呪われていても工夫次第で使い道がありますが、装備品の場合はそうもいきません。呪われた装備品はすぐに売られてしまうか、そもそも拾われないかのどちらかです。それは大きな無駄のように感じられたので、私はプレイヤーにこれらのアイテムを集める理由を与え、呪いを有益な祝福に変える理由を与えたかったのです。量は多くありませんが、冒険をたくさんする人は、長い目で見れば、最終的に多くの呪われた装備品を見つけることになります。
テーマ
ここからが、キズアミがキズアミたる所以について述べる部分です。
先に言っておきますが、ここから先は客観的なものではなく、ナルシスト的で偏った意見に聞こえるかもしれません。もしあなたが彼のゲーム上の性能にしか興味がないのであれば、読むのをやめても構いません。
また、これはすべて非公式であることを覚えておいてください。実際の背景設定はNoaさんによって決定されます。これは、私がキズアミを思いついたときに頭に浮かんだことであり、ネフのバッカーと話し合った結果です。
結論から言うと、キズアミは二面性を持つ神です。
彼は祝福と呪い、神聖属性と地獄属性の両方を支配しています。彼は妹のホロメを愛していますが、からかったりもします。彼に祈りを捧げれば、祝福される可能性と同じくらい呪われる可能性もあります。もしキズアミの像があるとしたら、それはランダムな効果をもたらし、そこから貰える報酬は、罰を受けるリスクを冒してでも手に入れたいぐらい強力で魅力的なのでしょう。
イルヴァの神々は、人間的な善悪の概念に固執しませんが、キズアミは単に退屈することが嫌いで、常に興味深く予測不可能なことを探しています。そのため、彼は常に人間の営みに立ち戻ります。彼は『Rimworld』のランディ・ランダムのように、興味深ければ、あなたが勝っても負けても構わないのです。人間が自分の祭壇を占領しても、彼を楽しませてくれるのであれば気にしません。ひとりの人間の人生というドラマは、国家全体のドラマに劣らず、どちらも同様に彼の興味を引くものなのです。
神々の時間軸で考えれば、長命のエレアの存在でさえ、風に吹かれる燃えさしにすぎません。
その小さな空間の中で、彼らは古典的な7つの感情、すなわち喜び、怒り、心配、恐怖、愛、憎しみ、憧れをすべて経験します。
人間の命は予測不可能な方法で燃え盛ります。だからこそ、彼は神の規則で許されるギリギリのところまで近づき、できる限り人々の生活に干渉するのです。
彼は、あなたの行く手を阻んで、あなたがどう対処するのかを見守るような神様です。願わくば、面白い興味深い方法で対処してほしいと思っています。
キズアミの捧げ物が集めにくいという単純な事柄が、ドードーのバーテンダー牧場から銅スクラップの採掘、そして長い工程を経て最終的に麺に変えるという、ありとあらゆる独創的な解決策を生み出す結果となりました。冬の海に出て溺れずに塩を集めたり、パンを叩いて銅製の麺を作ったり、小麦や米を盗んでトラブルに巻き込まれたりする人々を見て、彼はきっと大いに楽しんでいることでしょう。
キズアミの呪いを、異なる視点からアプローチすることで祝福に変えるようなプレイヤーたちの創造性は、ElonaとElinの高い自由度によって可能になるものです。
性格
イルヴァの7柱の主神たちは、現代日本のメディアに慣れ親しんだプレイヤーにとって、すぐに識別できる典型的なキャラ付けをされています。
ニュアンスの違いこそあれ、キャラクターデザインやセリフの一部を聞けば、その神がどのような人物なのかを正しく推測することができます。
その意味で言うと、キズアミは乙女ゲームのキャラクターによくある要素を組み合わせたキャラです。
礼儀正しい言葉遣いや立ち居振る舞いの裏で悪戯心を隠しているお兄様や王子様。二面性があり、予測不可能な人物なので、ある時は優しくサポートしてくれるのに、次の瞬間にはからかったりいじめたりします。些細なことを非常に堅苦しい言葉遣いで話し、重要なことを気楽な口調で話し始めます。
あなたが腹を立てて「この…この…!」と指をさしても、彼はあなたの頭をなでて「かわいいやつだ」と言うでしょう。そうされて、純粋に怒ったままでいることなんて不可能です。彼はまた別の感情と出来事の嵐であなたをさらい、人の生涯が見せるあらゆる色彩を体験するのに忙しく、そもそも何であなたを怒らせてしまったのかを思い悩む時間なんてありません。
こういったキャラ属性とそれらに期待される要素の共通認識があるため、ゲームのアーティストは参照画像を見ずともドンピシャのキャラデザインを作成してくれました。感謝しています。
たとえ、母性愛に満ちた爆乳の妹に人気で敵わないとしても、キズアミは間違いなく正しい層にヒットしているとSNSの反応を見て分かったので、満足しています。
ホロメとの関係について
Kickstarterの期間中もその後も、ネフのバッカーと協力して狐族の包括的で統一感のある世界観を作り上げたことは、最も印象に残る経験のひとつでした。狐の神々が兄弟姉妹であるという関係性を発展させることは、私たちがうまく協力し合えたため、スムーズに進めることができました。
それをどう表現すればいいでしょうか。自分がごく普通の男で、妹が有名なアイドルになったと想像してみてください。
誰もが彼女の優しい話し方や母性あふれる性格、そしてもちろん、その大きな胸を愛しています。彼女はあなたよりもずっと人気者です。
でも、この有名なアイドルがかつて少女だったことを覚えているのはあなただけです。
どんなに時が経っても、妹を保護し、からかう対象としてしか見ることができません。その穏やかで母性的な態度の裏には、恥ずかしがり屋で、大人になっても甘いものが大好きだという少女の姿があることを、彼は知っています。
そんな関係性なのではないでしょうか。
みんなのママの役を演じるのは、それなりに大変なことですからね。時には子供扱いされて、誰かに頼れる側の存在になるのもいいかもしれません。特に、毎日たくさんの子供たちの世話をしなければならない場合は。
「ホロメがお供えのお菓子を受け取る」というキズアミのセリフには、こんな裏話があります。
ネフのバッカーと最初に話し合った際には、ホロメが捧げ物としてお菓子を受け取る予定でしたが、Elinではお菓子は卵料理、加工食品、クッキーなど、さまざまなカテゴリーに分けられています。神様はカテゴリー単位で捧げ物を受け取るのですが、「お菓子」というカテゴリーがないため、代わりに魔法杖を受け取っているのだと思います。
責任感のある母親として、ホロメがいつもお菓子を食べている姿は見せられないのですが、キズアミから見れば、どんなに人気者になっても妹は妹です。
たまには少しだけお菓子を食べてもいいのではないでしょうか?
ユフについて
正直、ユフについてはあまりよく知りません。設定が公開された時に驚きたいので、Noaさんに詳細を聞かないことにしました。
狐神の中で長男なのか次男なのかもわかりません。ホロメがユフのことを話すと悲しそうにしますし、キズアミはそんな兄弟がいたことすら認めようとしません。
まるで勘当されたみたい。
でも、私は、彼の遺体はネフの村の桜の木の下に埋められ、お寺は鎮守社として残っていると想像するのが好きです。そこに住む狐たちは、あのお寺の本当の目的を知っているのでしょうか?
もし彼の遺体がそこに埋められているとしたら、魂の方はどこへ行ったのでしょうか?もちろん、ミフの村の田んぼに封印されています。刈り入れを待つ干上がった水田に黄金色の稲穂がたわわに実る光景は、御神木とはまた違った霊的なエネルギーを感じさせますが、どちらも同じくらい印象的です。
もちろんこれは私の考えに過ぎません。Noaさんの方がもっと良い考えをお持ちでしょうし、いずれ明らかになるでしょう。この話をすべて語るとしたら、感動的な悲劇になるような気がします。
結論
紹介はこれくらいでいいかなと思います。キズアミと信仰の要素は、良くも悪くも強い意見を引き起こすので、私は満足しています。
悪戯の神の視点では、「何が最強か」「何が最も効率的か」「何が最も道徳的に正しいか」ではなく、「何が最も面白いか」が問題なのです。その哲学が、小狐丸が唯一の神器でありながら、深刻な欠点を持っていることにつながっているのです。