Elin:冒険の書

おはよう、寝坊助さん？

…大丈夫、幻覚ではないわ。
私はガイドのネルン、キミの冒険の
手助けをするのが私の役目。

まあ、キミも寝起きみたいだし、
今日のところは、「冒険の書」だけ渡しておくわ。
私との会話をいつでも再生できる優れモノよ。

それでも、今後ともよろしく…

よしよし、作業台を作れたのね。

キミに一つ重要なことを教えてあげる。
一人前の冒険者になるためには、絶対覚えなきゃいけないこと…
そう…「ミドルクリック」よ。

バックパックのアイテムや、マップ上の生物やアイテムは
ミドルクリックすることで「干渉」することができるの。

例えば邪魔な生物を蹴って動かしたり
機械のスイッチを入れたり
ポーションを混ぜたり
仲間のバックパックを開いたり
…普段できない色々な行動が、ミドルクリックによって解放されるのよ。

さらに、家具や壁を設置するときも
ミドルクリックすれば、対象物を回転させることができる…
これを知らない冒険者は、この世界では生きていけないわ。

ミドルクリック…覚えた…？

…

そうそう…
ミドルクリックはキーボードの「R」キーでも代用できるからね。

それでは、また…

わあ…きのこちょーだい？

もぐもぐもぐ。おいしい～。
これ私の大好物なの。覚えておいてね！

キノコはおいしいけど、腹持ちが良くないし
時間がたつと腐ってしまうのが難点ね。

そう、食べ物はずっと置いておくと腐ってしまうのよ。
知らなかった？

当たり前だけど、腐ったものを食べるとお腹を壊すから
絶対食べてはだめよ。

魚や生ものは特に腐りやすいわね。
逆に、木の実や調理した食料はかなり日持ちするの。

石臼があれば、キブルみたいな全く腐らない料理も作れるのよ。
長旅の前には、十分な保存食を用意しておくのが

冒険者の鉄則ね。

よしよし、丸太さんを手に入れたのね。

丸太さん、いえ、丸太先生は最も基本的なクラフト素材で
焚火などの燃料としても使える優れモノよ。

でも…それだけじゃない！
丸太先生は加工することで
さらに「厚板」へと進化するの。

え…？どうやったら加工できる？
えへへ、丸太先生に聞いてみたらどう？

…ちなみに、石も「切り石」に加工できるから

覚えておいてね。

よしよ～し、道具を作ったのね。

全てのアイテムは何らかの 「素材」からできている。
そして、「素材」にはそれぞれ特徴があるの。

例えば紙でできたアイテムは軽かったり
鉄でできたアイテムは、重いけど燃えにくかったりってね。

素材の特徴の一つに「硬さ」というものがあって
特につるはしのような道具では
素材の硬さによって掘れる石や鉱石の種類が変わるから
この「硬さ」が重要になってくるの。

もし今のつるはしで掘れない石が出てきたら
もっと硬い素材でつるはしを作り直してみるといいわ。

まあ…採掘のスキルを上げまくって

力ずくで掘っちゃってもいいんだけどね。

疲れた顔してるけど大丈夫…？

疲れをとるには、ふかふかのベッドで
ぐっすり眠るのが一番。

しっかり睡眠をとれば
レシピを閃いたり、潜在能力が鍛えられたり
夢で魔法を覚えられたり、いいことがあるかも。

まだベッドを作っていないなら
「瞑想」のアビリティを使うことで眠ることもできるわ。
ベッドで眠るより効果はおちるけどね。

瞑想中は体力や魔力の自然回復量も上がるから
戦いの後は瞑想で休憩するのもありね。
ただ、過労や飢餓状態のときは
自然回復自体止まってしまうから気を付けて。

じゃあ、しっかり睡眠をとるのよ！

おーい、ちょっとまって。

…走るなコラ！

はぁはぁ…コホン

キミが今いるのは「グローバルマップ」よ。
ワールドマップでは大距離を移動できるかわりに
時間がとても速く経過するの。

食料を十分に持っていないと
すぐ餓死するから気を付けてね。
それと、状態異常も一気に進むから
毒にかかってるときに移動なんかしないこと。

そうそう、ワールドマップを移動していると
モンスターに襲撃されることがあるわ。

右手に街道が見えるでしょ？
街道の上は襲撃が少なく比較的安全よ。

それに、街道から離れるほど強敵が出やすいから
駆け出しのうちは、街道を利用するといいわ。

それでは…

フィートポイントの獲得おめでとう！

…え？　フィート、知らないの？

脚が速かったり、力が強かったり
そういうキミの特徴をフィートっていって
フィートポイントを消費することで獲得できるの。

画面の下に、青い羽マークのアイコンのゲージが見える？
君が何か行動して成長すると、このゲージは増えていく。
ゲージが満杯になると、フィートポイントを貰えるわ。

ゲージをクリックすると、キミが獲得できる
フィートの一覧が表示されるでしょ？
この中から、キミが役に立ちそうと思うフィートを
選択して見るといいわ。

フィートポイントは、貯めておくこともできるから
今自分に足りないと思うものが特になければ
温存しておくのもいい選択ね。

ちなみに、獲得に前提条件のあるフィートもあるからね。
例えば「美食家」のフィートは

「料理」スキルを覚えていなければ表示されないの。

わあ、名声を獲得したのね！

おめでと～！

名声は、依頼を達成したり
ネフィアを踏破することで獲得できるわ。

名声が上がると、より難易度の高い依頼を頼まれたり
危険度の高いネフィアが出現するようになるの。

いっぱい名声を稼いで
早く立派な冒険者になってね！

…

ちなみに…
もし名声が高すぎて冒険がきつくなったら
街の情報屋に名声を売るという手段もあるわ…

それでは…

…

今、悪いことしたでしょ…？

ええ…キミのカルマが下がるのを感じたのよ。
この世界では、悪いことをするとカルマが下がって
カルマが0を下回ると犯罪者になってしまう。
…犯罪者になると、生きていくのが大変よ。

依頼をこなしたり、落し物を届けたり
日ごろから善い行いを心がけて、カルマを高めていってね。

…ちなみに
この世界で最も重い罪は税金の滞納よ。
税金を四カ月間納めないと、即指名手配されて
命を狙われるようになるわ。

くれぐれも気を付けて…

…

やめて…！
近寄らないで、この変態！

犯罪者になるなんて…
本当にがっかりだわ。

…そうよ、カルマが0を下回ったら、指名手配されるの。
ガードに追われ、商人には取引を拒否され、
妹たちからも軽蔑の目で見られるでしょうね。
社会の敵として惨めな人生を送ることになるんだから！

でも…まだ助かる道はあるわ。
カルマはマイナスの場合、時間がたてば徐々に増えていくの。
犯罪を犯すのをやめて、辛抱強く待っていれば、いつかは事態は落ち着くはずよ。

ならず者の街のダルフィなら法律はないから
税金を支払ったり、商人と取引することもできるわ。

大丈夫、私は信じてるから。
必ず罪を償って戻ってきてね。

それでは…

あ…キミ、弱くなっちゃったの？

え？どういうことって…
ちょっと自分の主能力を確認してみてね？
普段より能力が低下してるでしょ？

一部の敵は、キミの能力を弱体化させる攻撃をしてくるの。
弱体は、最初は問題ないけど、積み重なってくると厄介よ。

もし肉体復活か精神復活のポーションを持ってるなら
それを飲めば弱体を回復することができるわ。

回復の手段がない時は、街にいる癒し手に頼めば
治療費と引き換えに治してもらえるけど…

まあ、攻撃を受けないのが一番ね。

近づくと厄介な敵には、遠隔から攻撃するといいわ。

え、神を信仰した…？

うふふ…

ねえ、教えてよ！　誰を信仰したの？
キミの初信仰の相手は誰？　ふふふ。

…無のエイス。

キミって、やっぱりそういう趣味をしてたのね。
ふ～ん…

神を信仰すると、信仰の深さによってさまざまな恩恵が与えられるわ。
信仰は、捧げものをしたり、時間が経つことで深まっていくの。

また、一日に一度だけ、神に「祈る」アビリティを使うこともできる。
体力が回復したり、神様の機嫌にもよるけど、贈り物を賜ることもあるわ。

「祈る」ことで、キミの信仰スキルも鍛えられるから
一日に一度は祈ってみるといいわね。

じゃあ、無のエイスを怒らせないように気を付けてね。

キミもとうとう病におかされてしまったのね…

驚かないでいいの。
何もしないでも、エーテルの浸食は時間と供に緩やかに進んでいくのよ。

キミの症状はまだまだ無視してかまわない程度だけど
病気を放っておくと、症状はどんどん悪化して最後には死んじゃうの。
…病を遅らせる何らかの方法を見つけなくてはね。

えへへ、そんなに心配しなくても大丈夫よ。
時間はたっぷりあるんだから、何か解決策を見つけましょ？

そういえば、ノイエル南にある雪原の工房 で
奇妙なアイテムを収集してる丘の民がいたわね。

彼ならもしかしたら…

わぁ、見てみて、行商人たちがいっぱい！

色んなものを売ってるよ！

まるで小さな町の一角のようね。
ほら、あの掲示板
冒険者向けの依頼も掲載されているみたい。

依頼を達成すると、様々な報酬がもらえるから
掲示板を見かけたらこまめにチェック！
★の数が多い依頼は難しいから気を付けて。

あら、この停泊地、癒し手もいるのね。
癒し手は状態異常を治療してくれるし、あっちの魔術師は
未鑑定のアイテムを鑑定してくれるわ…まあ、タダじゃないけどね。

…

あのキャラバンの隊長…

か…かわいい！
猫のかぶりものをかぶってるわ。

ねえ、ちょっと寄っていこ？

街だ～！

人の往来で辺りに活気があるわね。

アイテムの売買、訓練、交易、賭博、依頼、回復…
街にはいろいろなサービスが揃ってる。
迷子になっても大丈夫。
ガードに話しかければ、道案内をしてもらえるわ。えへへ。

当然だけど、ノースティリスにある街]は
街ごとに発展度も違えば、売っている物も
受けられるサービスも、訓練できるスキルも違うの。

掲示板に掲載される依頼も、街によって傾向が異なるから
色んな街を巡ってみるのもいいわね。

今はともかく、この街を探索してみましょ？