User:Midsunagi/建築の手引き
はじめに
Ylvapediaページの 建築 に基礎知識がまとめられているので、読んだことがない方はまずはそちらをご覧ください。やはり基礎は大事です。
このページでは建築に関する様々な仕様やテクニックを解説しています。文字だけでイメージしづらい部分は実際に操作しながら読み進めることをお勧めします。
細かすぎるような内容まで記載しているため、必要に応じて読み飛ばしながら情報を拾っていただければ幸いです。
アイテムの位置調整
アイテムの位置調整を行う際、次の3つの操作によって自由度の高い配置を行うことができる。(一部例外アイテムあり)
屋根の上に配置したい場合は次項[屋根モード]を参照。
ホイールスクロール
アイテムの高さを調節できる。地面についた状態の高さを0とした場合、0~10の11段階で調節可能。
既に同じマスに他のアイテムがある場合、そのアイテムの上に設置された状態の高さを基準面として同様に11段階の調節が可能。
Shiftキー
アイテムの(水平)位置を微調整できる。Shiftキーを押しながらアイテムを動かすことで、マス内での細かい位置調整が可能。
デフォルトの設定では「フリー配置スナップ」が有効になっているが、これは自由に動かしつつも、自動である程度位置を整えてくれる機能である。一度使ってみるとわかりやすい。
(余談:「スナップ」とは、一定のグリッドや角度に“カチッ”と吸い付くといった意味合いで主にゲームやデザインソフトで使われる言葉である。)
完全にフリーで位置を調整したい場合は、建設モードから画面右下4つ並んだ正方形の一番左「フリー配置スナップ」をOFF(緑→黒)にすること。
Ctrlキーと併用可能。
Ctrlキー
アイテムを重ねて配置できる。Ctrlキーを押しながらアイテムを設置することで、同じマス内に存在するひとつ下のアイテムと同じ高さを基準面として設置することができる。
同じ高さのアイテムの重なり方は、後に設置されたものが前にくるようになっている。前後を入れ替えたければ前に設置したいものを再度設置し直せばよい。
Shiftキーと併用可能。
応用:超高度への設置
ホイールスクロールの調節上限を超えた位置に配置したい場合は、一度土台となるアイテムを設置して高度を稼ぐ必要がある。土台の上に設置したのちにその土台のみをビルドモードで抜き取るのだが、そのままでは上のアイテムは落下してしまう。そこで一度その高度でShiftキーによる微調整を行い、位置を確定させておく必要がある。これにより、土台を抜き取っても高度を維持できるようになる。なお、超高度状態から動かそうとすると落下してしまうため、必ず最終位置を確定させてから下の土台を取り除くこと。
屋根モード
建設モードにてAltキーを押しながら設置することで屋根の上にアイテムを配置することができる。屋根の一部となるため屋根表示切替の対象になる。
屋根に設置したアイテムを移動・破壊する際は建設モードで再度Altキーを押しながら選択する必要がある。
先に高さを調節してから屋根モードで設置することで高さの反映は可能であるが、Shiftキーとの併用は不可であるため微調整はできない。
Ctrlキーなしで複数アイテムを重ねて配置できる。
屋根モードで壁を設置すると、背の低い壁として設置される(壁の高さ固定)。
活用例 ・煙突を設置したい - 屋根モードで設置しないと部屋に入ってからも部屋の中から見えてしまう。 ・バルコニーを作りたい - 平らな屋根の上にフェンスや家具などを配置していく。Sfiftキーが使えないため設置にはやや工夫が必要。屋根の上なのでPCは立ち入れない。
実はただの地面に対しても屋根モードで設置することができ、先の仕様と組み合わせて通常では不可能な低さの壁を地面に設置することが可能である。
なおこの方法で設置した壁は本来の機能を何一つ果たさない点に注意(通り抜け可能であり、もちろん部屋判定にも影響しない)。
この方法での壁の設置はプラットフォームに対しては行えず、貫通して下の床に設置される。これを利用してプラットフォームの支柱部分をフェンスで隠すこともできる。
応用:1マス幅通路
フェンスで挟まれた幅1マスの通路は本来通れない。最もシンプルな解決法は「船の渡し板」の設置だが、通行時にガタつくデメリットがある。そこで使うのが、屋根モードの仕様を応用したフェンスの設置である。仕様上、下が床である必要があるが、手前側(南側/東側)のフェンスを屋根モードで設置することで「船の渡し板」を使わずにスムーズな通行が可能になる。
地形(地面の高さ)
建設モードにアクセスし、画面中央下部に並ぶアイコンから「地形」を選択し地面(床)の高さを調整できる。
調節可能範囲は高さ0~50で、これ以上の高さにするにはプラットフォームを使用する必要がある。
なお、プラットフォームの高さはこの機能からは変更できないため注意([プラットフォーム]の項を参照])。
高く盛り上がった地形によって裏に隠れたマスや家具が選択できなくなってしまった場合は、建設モード右下の右から2つ目「傾斜切り替え」をクリックすることで一時的に地面を平らな状態にすることができる。必要に応じて、左隣のアイコン「屋根表示切替」と併用すること。
プラットフォーム
(「足場の床(プラットフォーム)」については次項で別途解説)
床の上にさらに設置できる床。設置する際に高さを調整でき、高さを上げると下に支柱がつく。
一度に調節できる高さは-10~+15だが、設置されたプラットフォームの上に更にプラットフォームを設置していくことで高さをかさ増しできる(高さ上限150、床は50)。
なお設置済みのプラットフォームの上に異なる種類のプラットフォームを設置した場合は新しいプラットフォームに統合される。
支柱部分は建設モードの[基礎]▶「○○の柱(支柱)」から変更することができる(材料消費なし)。支柱を消したい場合は任意の支柱に変更したのち再度同じ支柱を設置することで可能。
支柱の変更には彫刻道具が必要だが、変更は建設モードからしかできない。(支柱というアイテムは存在せず、"作成"はできない。「○○の柱(ブロック)」は別物なので注意。)
活用例 ・高床建築が作りたい – ミフの里やネフの里のような高床建築が可能。 ・床面をもっと高くしたい – 何度も上に設置していくことで床の高さ上限50を超えて大幅に上げられる。 ・床面を浮かせたい – 支柱部分を消せるため、床面を浮かせることができる。 ・床の側面にこだわりたい – 希望の側面の"床"を選び、その後プラットフォームで上面のみ張り替えることが可能。
材料節約テクニック
継ぎ足しによる高さのかさ増しを広範囲で行う場合、継ぎ足すたびに大量の資材を消費する。
そこでまず角の1マスだけ高さを上げていき、最後にそこを起点に範囲設置することで材料を節約できる。
「足場の床(プラットフォーム)」
初期習得レシピ。支柱がなく見た目もほぼ点であるため目立ちにくく、壁やフェンスを持ち上げる際などによく使われる。
デフォルトの形は四角形の枠のような見た目だが、設置する際にミドルクリックで小さい点の見た目に変更できる。
ブロック工房から作成できる「足場」と混同するケースが多いため注意!
支柱部分が存在しない点以外は通常のプラットフォームと同じであるため、その他の仕様についてはそちらの項を参照のこと。
活用例 ・壁・フェンスの高さを揃えたい(橋を作りたい) - 高さを上げた床面を壁で囲うと、ミニマップから見て北側(上側)と西側(左側)の壁が下の地形に取り残される。そこでこの「足場の床」を取り残された壁の下敷きにして高さを上げていくことで壁の高さを揃えることができる。
「のれん」
織機or裁縫道具から作成できる。分類は扉であるが、一番の特徴は通過時の開閉音がない点である。
壁に設置した扉を不可視化すると、その部分だけぽっかり空いた状態になる。しかし不可視化された状態でも扉はすべての機能を保持し続ける。よって部屋判定も行われるが、通過時の開閉音も鳴ってしまう。つまり、開閉音が無いのれんは、不可視化するにあたって最適な扉なのだ。
活用例 ・扉のない"通り抜ける入口"を作りたい - のれんを設置し、必要に応じて不可視化を使う。
・マウントを空中に配置したい - 壁とのれんを設置し不可視化することで、透明な壁にマウント家具や窓を設置することが可能。
「〇〇のブロック」
ブロック工房から作成できる。大元の性質は"壁"であるため、側面にマウントや扉の設置が可能。部屋の壁としても問題なく機能する(部屋判定が行われる)。
特殊な点として、設置したマスの床の側面が全てブロックと同じ素材になるという仕様があり、地形変更でそのマスを上げていくと確認できる。しかしこれはブロック自体が伸びているわけではないため、マウントや扉などは床より上のブロック部分にしか設置することができない。プラットフォームの上に設置した場合、支柱部分に変更はないが地形を上げると床の側面はやはりブロックと同じものになっている。
見た目上は地形変更で高さを調節できていそうだが、厳密には通常の壁と同様で「単体での高さ調節はできず、部屋にすることで初めてハウスボードから調節可能」というのが正確な認識である。
上に乗れそうで乗れないのだが、これも"壁"であることを理解していれば納得できるはずである。
何度も繰り返すが、床の側面に影響を与えること以外はすべて"壁"としての仕様に準ずる。
活用例 ・部屋の壁に厚みを持たせたい - 通常の壁を使用するよりも重厚感のある建物になる。 ・床の側面にこだわりたい - ブロックを置き、それに扉を設置→不可視化を行うことで任意の床の側面を変更できる。そのマスに他の壁を置けなくなる点には注意。プラットフォームを使用する方法と適宜選択(詳しくは[プラットフォーム]へ)。
「特殊ブロック(透明)」
建設モードからのみ設置できる(分類:壁 から)。名前の通り透明なブロックで、壁として部屋判定を受けられる。扉は設置できるが、その他マウント家具や窓は設置できない。
部屋の壁に不可視化した「のれん」を使った場合、透明になるのは扉部分のみで高さ2以上の部分はそのまま残る。 一方このブロックであれば、天井までの壁全体が透明になるのが大きな違い。
アイテムが置かれているマスには設置できないが、逆に特殊ブロックのあるマスにはアイテムを置くことができる。マスが重なって設置できない場合は、一度アイテムを退かしてからブロックを設置し、再度アイテムを元に戻すとよい。
透明ではあるものの、ミニマップ上には表示される。
活用例 ・一つの建物内で屋根や壁の高さに変化をつけたい - 部屋を特殊ブロックで区切り、ルームボード/プレートからグループ変更を行うことで可能。 ・屋根だけ欲しい - 特殊ブロックのみで囲って不可視扉を設置することで屋根だけの部屋を作れる。吹き抜けの部屋は通常壁で部屋を作りルームボード/プレートから「吹き抜けON」。 ・独立している壁の高さを上げたい - 特殊ブロックを使ってその壁を巻き込んで部屋を作る。ハウスボード/プレートから屋根を消し、高さを調節する。 ・2000マス以上の部屋を区切りたい - 部屋の広さ上限を超えた場合は、特殊ブロックで区切ることで外観を変えずに解決できる。
「船の渡し板」
木工の机から作成できる(複製可能)。アイテムや壁などで通行ができないマスに設置することでどんなマスでも通行可能になる(不可視化推奨)。
しかし厳密にはこの性質は「船の渡し板」特有のものでなく、"扉"としての仕様である(「船の渡し板」も分類は扉)。上に乗れない家具と同じマスに壁を置き適当な扉を設置すれば、同様に家具の上を通れるようになる。「船の渡し板」が重宝される理由は、"唯一のマウントではない扉"という点にある。
また、「船の渡し板」は扉ではあるが、壁に設置しても囲われた空間は部屋判定を受けない。これは逆にマウントでないが故、壁そのものに設置しているわけではないことが原因となる。
上を通る際に少しだけ段差に乗るような挙動になる(不可視化しても同様)。
活用例 ・上に乗れない設備や家具があるマスを通りたい - 動線を無理やり確保することができる。 ・隠し部屋を作りたい - 壁に設置して不可視化することで、なんの変哲もない壁を通り抜けて隠し部屋へ入れる! ・壁(フェンス)で挟まれた幅1マスの通路を歩きたい - 壁同士の間がないため本来は幅1マスでは通れないが、渡し板を通路上に設置していくことで通行可能になる(通る際にガタガタ上下するのが難点)。渡し板を使用しない(ガタつかない)方法は本ページ[屋根モード]応用テクニック へ。